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トトがアダプションセンターへやってきたのは、生後3週間程の時でした。 一人の女性が、草むらの中で泣いている小さな子猫4匹を見つけ、シェルターに持ち込みました。 6月中旬は子猫の出産シーズンであり、また人々が移動を始める時期でもあるため、地区のシェルターは満杯状態。 シェルターの動物受け入れ担当者は、持ち込まれた小さな4匹をチラッと見ただけで、 「この4匹だったら、明日にでも殺処分ですね」と言ったそうです。 その女性が理由を尋ねると、「だって、人間に対してシャーシャーと威嚇をしているじゃないですか。 こんなに小さいときから人間に警戒心を持っているようでは、貰い手はありませんよ」という返事だったそうです。 母猫とはぐれたのか、或いはコヨーテにやられてしまったのか、こんなに無防備な子猫でも、必死に自分達を守ろうとしている、 生きようとしている、そう思った女性は子猫達を抱えて、PETsMARTのアダプションセンターを訪ねました。 子猫達が持ち込まれた日は、私がボランティアを始めて3日目のことでした。 当時はペット不可のアパートに住んでいましたが、帰宅する時には片手の平に収まるほど小さな子猫4匹と山盛りの備品を抱えて戻り、 主人を驚かせました。 今思えばこれが縁だったと思います。 初めての子猫の世話。 4匹は沢山のことを教えてくれました。 好奇心いっぱいの眼差しは、人間の子供と同じように輝いていました。 ウンチをするときに、背中を丸め、顔をしかめて力む姿は、人間となんら変わらないと思いました。 床に横になり、ガリバーになった気分で4匹が遊ぶ姿を眺めていると、トトが私の身体によじ登ってきました。 頂上となる私の頭に登り詰めたトトは、耳の上で一休みしたかと思うと、スヤスヤと眠り始めました。 聞こえてくるトトの心臓の音は、人間の鼓動と同じでした。 自分と同じ命が、この小さな生き物の中に宿っていると思いました。 2週間のフォスターケアーを終えて、4匹はアダプションセンターで里親探しをすることになりました。 土曜日の朝、4匹を車に乗せるときには、涙がでました。 アダプションが開始されると同時に、ムーちゃんが貰われ、次にディーディーとチーちゃんが一緒に貰われていきました。 そして、後に残ったのがトトでした。 アダプションが終わり、後片付けやケージの掃除をする間、トトは精一杯の大声で泣き続けました。 真剣な眼差しで「置いて行かないでー!」と泣くかのようなトトを、置いていく事は出来ませんでした。 こうしてトトは我が家の一員になりました。 トトと暮らすために一戸建てに引っ越し、トトの遊び相手となるケイティとエイジアを里子に迎え、 あっというまに我が家は大所帯になりました。 |
![]() 生後5週間弱のトト ![]() ![]() トトの兄弟:ディディ(左)ムーちゃん(右)チーちゃん(下) ![]() ![]() 小さくて控えめだったチーちゃんとトト ![]() お転婆だったディディとトトはよく一緒に遊びました ![]() ご飯の器に顔を押し付けて食べるムーちゃん。 食後の顔は缶フードでベタベタでした。 ![]() 里親募集用プロファイル ![]() ![]() 我が家の一員となった夜 安心した様子のトト |
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