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エイジアが保護されたのは、7月下旬でした。 地区のアニマルシェルターでボランティアをするマイクからの連絡で、翌日に大規模な殺処分があり、 中には子猫を抱えた母猫も何匹かいるから助けて欲しいということでした。 スザンナが救出した2匹の母猫の内一匹がエイジアでした。 ガリガリに痩せたエイジアと小さな3匹の子猫達。 母乳を与え終わると、必ずケージの正面に立ち、
子猫を守ろうと誰彼となく威嚇をするのがエイジアでした。 子猫達が早々に里親を見つける一方で、これと言って特徴の無いおとなしい成猫エイジアは、 アダプションセンターでは目立たない猫でした。 シェルターから救出され、里親を待った3ヶ月半、 何人かの人が里親候補にあがりましたが、約束の日にエイジアを迎えに来る人はいませんでした。 そんなエイジアを我が家に迎え入れるきっかけは、スザンナからの推薦でした。 しばらくエイジアを自宅で世話したスザンナに言われて初めて気づいたエイジアの本当の姿。 幼い子猫が側によれば、自分の子猫のように体中をなめて綺麗にしてあげること。 まるで、「綺麗になって、早く素敵な里親を見つけるんだよ」というかのように、 いつまでもいつまでも子猫が嫌がるまでなめ続けるエイジア。 やんちゃな子猫がエイジアに仕掛けてくると、猫パンチを大きく振り上げながらも、決して振り下ろさずに、 口をキュっと結んだような表情で、「やりすぎは駄目よ!」と諭すかのようなエイジア。 当初、ケイティとエイジアを同時にトトに引き合わせ、相性の良い方を里子に迎えようと思っていました。 2匹を受け入れてからの3週間、毎日悩みました。 どちらにしようかと。 そして、その緊張感はエイジアにも伝わっていました。 エイジアは主人の側に寄ることはあっても、私の側には寄ってきませんでした。 しかし、主人の励ましもあり2匹共に迎え入れる決心をした日、ケイティとエイジアのために、 名前と電話番号を掘り込んだ金属製の名札を作りました。 その夜、エイジアは初めて私のベッドの上に上がってきました。 私をじっと見つめ、首から下がるハート型の名札を揺らしながら、「ありがとう」とエイジアが言っているのがわかりました。 家族の一員となって以来、エイジアは最高の家猫になりました。 名前を呼べば駆け寄ってくる、いつでも膝に乗ってくる、いつも私と主人の側に居る、そんな猫になりました。 見た目にはこれと言って特徴の無いエイジアに、もし子猫がいなかったら。 シェルターで目立つことも無く、殺処分されていたことでしょう。 「チャンスさえ与えられれば、素晴らしい家庭のペットになっただろう動物達が次から次へと殺処分されている」 というヒューメインソサエティーの一文をエイジアという猫は裏付けているように思います。 |
![]() シェルターから救出して1週間ほど経った頃のエイジア。 救出時はもっと痩せていました。 ![]() エイジアの子猫達。 エンジェル(左上)、キューティー(上)、タイガー(左)。 皆、オスでした。 ボランティアがメスだと勘違いして、かわいらしい名前をつけてしまいましたが、後でオスと判明。 ![]() トトとケイティが「もうやめて〜っ」と言うくらいまでなめ続けるエイジア ![]() 眠るトトを抱きしめるエイジア ![]() 膝の上に乗るのが大好きなエイジア
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