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■ カリフォルニア州サンディエゴ郡において、行き場の無いペットを増やさない為に行われている ペットの避妊・去勢への取り組みをご紹介したいと思います。 サンディエゴには、2003年から2006年夏まで居住しました。 |
■ 直訳すると「野良猫対策連合」となるかもしれません。 この団体は、野良猫 - 飼い主の居ない猫 - を捕獲し、避妊・去勢手術を行い、 元いた場所に戻すという Trap - Neuter - Release (トラップ・ヌーター・リリース=捕獲・避妊/去勢・放す) という活動を1992年から続けています。
■ この活動では、ボランティアがサンディエゴ郡に存在する野良猫を捕獲し、 月に一回行われるクリニックにおいて避妊・去勢手術を施し、捕獲した場所へ戻すというものです。 この活動は全てボランティアと寄付金により運営されています。
■ 執刀する獣医さん達も全てボランティアです。 貰い手の無いホームレス猫をなくす為に二人の女性獣医師が立ち上がり、活動を始めたことがきっかけでした。 活動開始5年後の1997年には、シェルター等で殺処分される猫の数が活動開始時と比べて50%も減少したという統計があるそうです。 団体事務所では、月一回行われるクリニックの合間でも、 野良猫への避妊・去勢手術を「寄付」という取り扱いで無料で行う獣医さんを紹介してくれるそうです。
■ また、日本では耳ピアスという手段を用いているようですが、ここでは耳の端をほんの少しだけ切り、 「手術済み」の印としています。 下記の写真の猫は、フェラールキャットコアリションによるクリニックの後、 私がボランティアをしたレスキューグループ「LAARA」に託された猫です。
■ 写真左の猫は右耳の先がほんのわずかに切られています(影になってわかりにくいですが...)。 写真右の猫の右耳はかなり深く切られてしまいました。


■ 直訳すると「避妊・去勢対策プロジェクト」でしょうか。 略称SNAPとして知られています。
■ 犬・猫・ウサギなどペット過多の問題となる避妊・去勢が必要なペットを対象とし、 低料金での避妊・去勢手術を移動クリニック(バス)にて提供する活動団体です。
■ 手術料金は猫の避妊・去勢手術を5ドル、犬の避妊・去勢手術を15ドルで提供しています。 このサービスは手術料金を捻出することが難しい低所得家庭を対象としており、 現在はサンディエゴ郡内のCity Heightsエリアを対象としています。
■ この活動も全て市民の寄付により運営されています。

【2006.10 写真追加】
■ サンディエゴ郡内において、32箇所の動物病院が助成金制度に参加し、低料金にて避妊・去勢手術を行っています。
ペット |
手術 |
体重 |
標準料金 |
Pain Management含 |
猫 |
去勢(オス) |
$30 |
$40 |
|
避妊(メス) |
$40 |
$50 |
||
犬 |
去勢 |
40lbs以下 |
$45 |
$65 |
40 から80 lbs まで |
$65 |
$85 |
||
80lbs以上 |
$85 |
$105 |
||
避妊 |
40lbs以下 |
$55 |
$75 |
|
40から80lbsまで |
$75 |
$95 |
||
80lbs以上 |
$95 |
$115 |
||
■ 上記の価格表は2005年8月現在の情報です。 (サンディエゴ郡動物管理局HPより-PDFファイル)
■ この助成金制度は、行政からの助成ではなく、獣医師達が助成する手術「Veterinarian-Subsidized Spay/Neuter Surgeries」です。
■ 「ペットの過剰繁殖を地域社会からなくしたい」という獣医師達が、「専門技術と勤務時間を無料で捧げる」ことにより避妊・去勢手術料金をこの低料金で提供することとなりました。
【2005.08.21 追記】
■ サンディエゴ郡動物管理局の管轄地区住民に対し、避妊・去勢手術用として最高50ドルまでの助成金支給が可能になっています。
■ 助成金の申し込みは、3箇所の郡シェルター以外に、避妊・去勢を推進するNPO二団体でも受け付けています。
■ ただし、この助成金の財源には限りがあり、特定期間内に申し込みを受付け、予算に達しだい締め切りとなります。
参考資料:"Spay/Neuter Rebate Coupon Program", http://www.sddac.com/rebate.asp 【2006.11.13 追記】
■ サンディエゴ郡では、生後4ヶ月以上の犬に、予防接種と登録 (License)を義務付けています。
■ その登録料金に手術済と未手術の犬とで差をつけています。
■ 料金は下記のとおりです:
避妊・去勢 |
登録料金 |
||
1年分 |
2年分 |
3年分 |
|
手術済 |
$14 |
$26 |
$36 |
未手術 |
$30 |
$52 |
$72 |
■ 料金は2006年11月現在のものです。(サンディエゴ郡動物管理局のHPより)
■ 毎年払う料金を安くすることで、飼い主さんの動機付けを促しています。
参考資料:"Rabies Vaccination & Licensing", http://www.sddac.com/clinics.asp 【2006.11.13 追記】
■ NPOサンディエゴ・ヒューメイン・ソサエティー&エス・ピー・シー・エーでは、 子犬・子猫をシェルターに持ち込んだ飼い主に対して、親犬・親猫の避妊手術を無料で行っています。
■ それが、リター・アベートメント・プログラム。 直訳すると、「子犬・子猫を減らすプログラム」です。
■ 「アダプタブルな全てのペットを救う」ことを目標に掲げるこの団体では、 ペットの全体数をおさえるために、団体施設内に設けられた手術室において、 未手術の成犬・成猫の避妊手術を行い、ペットの数を増やさないためのプログラムを展開しています。
参考資料: :"Litter Abatement", http://www.sdhumane.org/site/PageServer?pagename=adp_LitterAbatement
【2006.11.13 追記】