猫に寄せて

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見かけない野良猫

  アメリカでの生活において、野良猫を見かける機会か非常に少ない事を実感します。   また、野良猫が居るかどうかで、居住する地域の質・住民のモラル(避妊・去勢への認識)が計られるような気がします。   サンディエゴに住んで2年経ちますが、野良を見かけたのは3度ほど。  2度は米軍基地に近い地域で、治安が良いとはいえない地域です。   そして3度目はメキシコ国境に近いモール(レストラン街)の裏手でした。  あちこちにゴミが散らばるような場所でした。   どの猫も痩せて薄汚れていて、心が痛みました。


  アダプションセンターでボランティアをすると、小さな子供が親を同行しながらも、率先して野良の子猫を保護し、 アダプションセンターに持ち込む機会に巡り会います。   どの子供も、「この子猫、かわいそうなのよ。   お家を見つけてあげないといけないの」っと真剣な表情で話しかけてきます。   親は、そうした子供の思いを実現するために一緒に解決方法を考え行動に出ます。   不幸な犬・猫を見つけたら自分にできる範囲で手を差し伸べようとする人々が年齢に関係なく存在することも、 野良を見かけない・作らない社会の土台になっているのかもしれません。   また、PETsMARTのアダプションセンターのように、身近なところにレスキューグループの窓口が存在することも大きな助けになっていると思います。   さらに、人間の住まない地域にはコヨーテという天敵が存在することや、整備された住宅街においては人間の食べ残し等、 餌となりうるものを見つけることが難しい環境において、野良猫には生き残れない場所なのかもしれません。


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