|
チュラビスタ市の東部には、住宅街の合間を縫うように渓谷が広がります。 その渓谷の片隅で、小柄で可憐な母猫が29匹の子猫を育てていました。 渓谷をハイキングしていた家族が見つけ、母猫と子猫全てをアダプションセンターに持ち込んだのでした。 白地に薄い肌色の混じる虎縞のその母猫は、シルビアと名づけられました。 シルビアが渓谷で世話をしていた子猫は、どの子も大きさや容姿がバラバラでした。 この地域の渓谷には、住宅開発により住処を追われたコヨーテが住み着き、 小動物はおろか猫までも襲うようになった現状を考えるにつけ、母猫をコヨーテの攻撃により失った子猫たちを見つけては、 シルビアが母猫代わりになり面倒を見ていたのではないかとアダプションセンターの関係者は推測するのでした。 その後、母猫に置き去りにされたり事故でなくした生後2週間弱の子猫達二組がアダプションセンターに持ち込まれたのですが、 シルビアは臆することなくこの二組の子猫たちを育て上げました。 子猫のシーズンが終わりかけた頃の11月、シルビアは一匹の家猫として里子に貰われていきました。 渓谷で29匹の子猫を育てたシルビア |