猫に寄せて

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シンドバッド

  マイクがシェルターから保護してきた数匹の猫により、狭いアダプションセンターがさらに狭く感じられるこの週、 新顔の成猫がやってきました。  黒とシルバーのトラ猫。   その頃、自分が購入した猫図鑑に「アメリカンショートヘアー」のモデルとして載っているような猫でした。   ここにたどり着いた理由はというと、ご主人様がヨットで航海中に事故に合い、この子一人が亡くなったご主人の側にたたずみながら、 船上で助けを待っていたとのこと。  今朝、海上保安官が引き取り手の無いこの子をアダプションセンターへ持ち込んできたのでした。


  「船乗り」猫ということからスザンナがつけた名前がシンドバッド。   ケージの奥で静かに横になるシンドバッドでしたが、大きな音が立つと、獣のような唸り声を上げて威嚇するのでした。   きっと、ご主人様を海上で亡くした時のトラウマがよみがえるのでしょう。   そんなシンドバッドは、3日も経たずに里子にもらわれていきました。


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