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トラがレスキューされたのは、大きなゴミ収集箱の中。 この界隈のアパートには、ごみ収集場所に巨大な鉄製のコンテナが置いてあり、 これまた巨大なゴミ収集車がそれをすくいあげてゴミを回収していくのですが、トラはこの中で鳴いていました。 それも、布製のキンチャクに入れられ、その中で鳴きながらもがいていたのです。 そのアパートに住む女性が、猫の鳴き声に気がつき、高さ160センチ以上はある鉄製コンテナに飛び込みました。 ゴミの山の中から無事に子猫を見つけ出したその女性が、アダプションセンターに子猫を連れて来てくれたのです。 生後6週間位、グレーと黒のトラ猫だったので、トラと名づけました。 アダプションセンターでのトラは当初、人間に対して威嚇するというよりは、 脅える様にケージの奥に身をひそめていました。 愛嬌振りまく子猫が次々と里親に貰われていく間、 トラはゆっくりと時間をかけながら、次第に穏やかなトラ猫になっていきました。 保護されて一ヶ月が過ぎた頃、オスのトラ猫が欲しいという家族にトラは貰われていきました。 |